[読み/英語]
ろうをえてしょくをのぞむ
[文章内容]
人の望みや欲望には、際限がないことのたとえ。
[内容説明]
後漢の光武帝が隴の地方を平定したあと、蜀をも手に入れようとした自分自身の欲深さを自嘲したという故事から。
また、魏の曹操が隴の地を手に入れた際、部下の司馬懿が「蜀の地も攻め取りましょう」と言うのを聞き、「すでに隴を得たうえに蜀まで望むとは」と言ったという故事からともいわれる。「隴」とは、中国甘粛省南東部の地名。「蜀」とは、現在の四川省の地域のこと。
[出典]
『後漢書
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社