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[ことわざ]

沐猴にして冠す
内容の最終更新日:2016-05-18

[読み/英語]
もっこうにしてかんす
[文章内容]
外見は立派だが、中身は愚かな者をあざけって言うことば。また、地位にふさわしくない小人物のたとえ。
[内容説明]
「沐猴」とは、猿のこと。
猿が冠をかぶって気取っていても中身は猿だという意味から、粗野な人間をあざけるときにいうことば。
楚の項羽が故郷に錦を飾ろうとしたとき、側近がいったことばで、『史記』にある「楚人は沐猴にして冠するのみ(楚の国の人は冠をかぶった猿のようなものだ)」に基づく。
[出典]
『史記』
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/
[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社