[読み/英語]
ぼくしいとになく
[文章内容]
人は環境や習慣、他人から受ける影響などによって善くも悪くもなるということ。
[内容説明]
墨子=中国春秋時代の魯(ろ)の人。兼愛説と非戦論を唱えた思想家。
墨子が白い糸は様々な色に染めることが出来るということを見て、物事には様々な選択ができ、それによる結果は戻すことは出来ず、環境次第で人は善にも悪にもなるということを嘆き泣いたという故事から。
「墨子泣糸(ぼくしきゅうし)」とも。
[出典]
『淮南子』「説林訓」
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社