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[ことわざ]

杯中の蛇影
内容の最終更新日:2016-05-18

[読み/英語]
はいちゅうのだえい
[文章内容]
疑いの心をもって見ると、なんでもないことでも疑わしく見えてくるということのたとえ。
[内容説明]
『晋書・楽広伝』にある以下の故事に基づく。
晋の楽広という人物の友人が楽公の部屋で酒を飲んでいたとき、杯に映った影を見て蛇と思い込み、その酒を飲んだことを気にして病気になった。
それを聞いた楽公が友人に「それは蛇ではなく、弓の影が映っていただけだ」と言うと、たちまち病気が治ったという。
「杯中」は「盃中」とも書く。
「蛇影」は「じゃえい」とも読む。
[出典]
『晋書』
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/
[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社