[読み/英語]
たたますますべんず
[文章内容]
仕事が多ければ多いほどたくみに処理できるということ。また、数が多ければ多いほど都合がよいということのたとえ。
[内容説明]
「弁ず」とは、処理する、物事を取りさばくの意。
『漢書・韓信伝』にある以下の故事に基づく。
漢の高祖(劉邦)が、名将韓信に「私はどれほどの兵数の軍の将になれるか」と問うたところ、韓信は「十万くらいでしょう」と答えた。
「では、君はどうか」と高祖が聞くと、韓信は「私は多々益々弁ず(多ければ多いほどうまく使いこなします)」と誇ったという。
[出典]
『漢書』
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社