[読み/英語]
たいこうはせつなるがごとし
[文章内容]
真の名人は見かけの小細工などしないから、一見下手に見える。また、自分の芸を自慢することなどしないから、一見つたないように見えるというたとえ。
[内容説明]
『老子』に「大直は屈するが若く、大巧は拙なるが若く、大弁は訥なるが若し(真にまっすぐな者は一見曲がっているように見え、真に巧みな者は一見下手なように見え、真に雄弁な者は一見訥弁なように見える)」とあるのに基づく。
「大巧」とは、非常にたくみであること。
「拙」とは、上手でないこと。つたないこと。
「大巧は拙なるが如し」とも書く。
[出典]
『老子』
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社