[読み/英語]
そのところをう
[文章内容]
落ち着くべきところに落ち着く。能力に応じた地位や仕事につくこと。春秋時代、鄭の賢人である子産(しさん)が人から贈られた生魚を池に放って池の番人にこれを養わせた。ところが池の番人はこの魚を煮て食べてしまい、子産に報告するに、魚は、はじめのうちは元気がなかったが、少したつと元気になって、ゆうゆうと泳いでいってしまった、といった。これを聞いて子産は、その落ち着くべき所を得たのだといってくり返し満足した。しかし、その意味は池の番人にはわからなかった、という故事による。
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社