[読み/英語]
せっぷのうたがい
[文章内容]
まさかりを盗んだという疑い。疑いの心をもってみれば、その動作がすべて疑わしく見える。疑いをかけなくてもよい者にまでかけること。
[内容説明]
竊鉄=鉄はまさかり。盗まれたまさかり。
まさかりをなくした者があって、その隣の人の子を疑った。歩く姿が、まさかりを盗んだ者の歩き方である、顔色も言葉も、動作態度すべてが、まさかりを盗んだ者に違いなかった。しかし、間もなく、そのまさかりが見つかったので、今度は、隣人の子を見ると、動作態度の何ひとつ、まさかりを盗んだとは思えなかった、という故事による。
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社