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[ことわざ]

西域の妖僧
内容の最終更新日:2016-05-18

[読み/英語]
せいいきのようそう
[文章内容]
正しいことが、最後には必ず勝つ。
[内容説明]
西域から来た妖術使いの僧。邪は正に勝つことができない。唐の傅奕(ふえき)は、妖術を詳しく研究したが、ついにこれを信じないで、、病気にかかっても、医者を呼んだり薬を飲んだりしなかった。ところが、このころ西域からやってきた僧があって、妖術に上達していて、人を死なせ、生き返らせることができた。天子が、宮中の兵士の一人を選んでこれをためすと、その僧のいう通りであった。そこで、天子はこれを傅奕に告げたが、傅奕は僧が邪術を使っているのであって、邪は正には勝てないと、信じなかった。そこで天子は僧に命じて、傅奕に妖術をかけさせた。すると、傅奕は、始めのうちは感覚がなくなったが、しばらくして、僧はたちまち倒れ、ついに二度と生き返らなかった、という故事による。
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/
[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社