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[ことわざ]

漁夫の利
内容の最終更新日:2016-05-18

[読み/英語]
ぎょふのり
[文章内容]
当事者同士が争っているうちに、第三者が何の苦労もなく利益をさらうことのたとえ。
鷸がハマグリの肉を食べようとしたが、ハマグリは嘴を挟まれた。
「今日も明日も雨が降らなければ水が切れ、死んだハマグリになってしまうだろう」と鷸はがハマグリに言ったら、ハマグリは「今日も明日も嘴を出せずにいたら、飢えて死んだ鷸になってしまうだろう」と言って譲らなかった。
そこへ漁師が来て、鷸もハマグリもどちらも捕らえてしまった。『戦国策・燕』にある次の故事に基づく。
[適用事例]
Two dogs fight for a bone and the third runs away with it.(二匹の犬が一本の骨を得ようと争い、三の犬がその骨を持って逃げる)
[出典]
『戦国策』
[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社