[読み/英語]
がしんしょうたん
[文章内容]
仕返しのため、または目的を達成するために、長い年月の間苦労にじっと耐えることのたとえ。
[内容説明]
春秋時代、越王の勾践に敗れた父である呉王の闔盧の敵を討つため、夫差は毎夜薪の中に寝ては仇討ちの心をかきたてた。三年後、ついに会稽山で勾践を降伏させたが、勾践は復讐の念を忘れないため苦い胆をなめて、苦難の末に夫差を打ち破ったという故事に基づく。
「臥薪」とは、堅くて痛い薪の上に寝ること。
「嘗胆」とは、苦い肝をなめること。
[出典]
『史記』十八史略
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社