[読み/英語]
あつものにこりてなますをふく
[文章内容]
前の失敗に懲りて、度を越して用心深くなることのたとえ。
[内容説明]
熱い吸い物で口をやけどした者が、なますのような冷たい料理も吹いて冷ますという意味から。
多く、なにもそこまで用心深くなる必要はないのに、というあざけりの気持ちを込めて使う。
「羹」とは、野菜や魚肉を入れて作る、熱い吸い物のこと。
「膾」とは、現在は酢などで味付けをした冷たい和え物のことだが、そもそもは獣や魚の肉を細かく切った肉のことをいった。
[出典]
『楚辞』
[参照先リンク]
http://kotowaza.jitenon.jp/[参照図書]
『故事ことわざ辞典』 旺文社