「ローカルサーバー開発環境」コース概要
ローカルサーバー開発環境づくりと利用方法
『WAMP』ローカル開発環境づくり
- パソコンのOS(オペレーティングシステム)が「Windows-XP~8.1」を対象として、ローカルサーバー環境づくりを実現する。OS上に「ミドルウェア」として位置づけられるもの。
- WEBデザイン&開発する上で、OS上のミドルウェアとして展開できるフリーソフトを活用し、「WEBサーバー」:「Apache」、「データベース」:「MySQL」、 「スクリプト言語」:「PHP」と「Perl」、「メールサーバー」:「Radish」を構成(インストールと初期設定)する。
- これらをWindowsのOS上に構成するため、ミドルウエアのソフトの頭文字をとって『WAMP』の環境と呼ばれる。
WEBデザイン・開発環境のソフトウェア構成
「WEBサーバー」:「Apache」は、
HTML/CSS/Javascriptの基本的なドキュメントの実行環境のインストールから、PHPやPerlスクリプト言語の実行の連携の「conf」設定、セキュリティ認証処理、アクセスのMIMEなどの機能を働かせて、仮想ホストの設定までを含める。
特に仮想ホストの設定により、HTMLドキュメント・ルート(ドキュメントの根っ子となるパス)内に、別々のWEBサイトを構成しても、絶対パスのルートがそれぞれのWEBサイトのルートに設定されるので、複数のWEBサイト構成の同時開発が可能となる。
「データベース」:「MySQL」は、
フリーソフトの「Community Server (GPL)」版を利用します。バージョンの最新は、「5.6」ですが安定性とスクリプト言語やツールとの関連で確実な『5.5』のバージョンを利用する。
Workbenchツールや「phpMyAdmin」ツールのインストールと利用方法、加えて「SQLコマンド操作」などを習得するコースを設けている。
※「5.6」のバージョンのインストールは、大幅に変更された操作になっています。
「スクリプト言語」:「PHP」は、
「PEAR」ライブラリー活用や「phpMyAdmin」ツールとの連携から、安定版の「5.3」のバージョンを選択して利用する。インストールと利用環境づくりに加え、「画像・動画処理」のPHP拡張ライブラリのインストール及び「動画処理のFFmpeg」の利用方法、PHPフレームワークの活用などもコースに含める。
※「Perl」のスクリプト言語については、インストールとApacheの構成(conf)の設定までの範囲とする。
「メールサーバー」:「Radish」は、
ローカルサーバーとして働くように、DNS(Domain Name System)の「ローカルホスト」(localhost)の設定ができ、送信、受信のサーバー・ポート番号の設定でPHPとの連携したプログラミングが可能となるので、「Radish 3.0」をインストールする。
PHPのメール関数は、「mail」しかないので、単パートのみのテキストメールのみとなる。添付ファイルやHTMLメールが可能なマルチパートを可能にするためには、PEARの「mail_mime」を利用する。
開発で利用するツールとコマンド利用
「サクラエディタ」の利用環境設定例
『プログラミング』のソースファイル作成は、
テキストエディタ『サクラエディタ』を利用し中心に行うので、拡張モジュールを含めたインストールが必要である。
『サクラエディタ』は、フリーソフトで「HTML」、「CSS」、「Javascript」、「PHP」、「MySQL」などのプログラム又はコマンドの編集用に活用する。
これを活用すると、タグ(コマンド)のキーワードとして登録されており、追加も可能でテキスト上のカラーリングで区別ができるように自分の好みの設定ができる。
そのため、キーワードの入力ミスの低減やプログラムなどのシンタックス・チェックなどができるため、開発の効率化が図れる。
Windowsの『コマンドプロンプト』を利用して、
フォルダ・ファイル操作やディレクトリの移動方法(絶対・相対パス)、ネットワーク・コマンド操作などの技術習得も必要となります。